Q&A 06

Q&A

新築・改装の、ご相談から建物の完成までのQ&Aをまとめました。

一級建築士設計事務所 田部建築研究室

Q-06 家相で重要な方位について教えてください?

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・北には2種類の北があります。
・ひとつは真北(しんぽく)です。北極星の方向です。地図の真上、経線あるいは子午線が示す北,つまり北極点の方向です。
・もうひとつは磁北(じほく)です。地球はご存じのように磁石になっていますから、磁石がさす方向です。
・磁北と真北の方向は地球上の場所によって違います。この角度のずれを偏角といいます。

・国土地理院で http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_04/index.html 各地域の偏角が求められるようになっています。
・建物計画敷地で磁石を当てても、大よそは測れますが電磁波や敷地の周囲の条件によって正確に測ることが難しい場合があります。

・私の場合、測量事務所に真北測定(首都圏の業者で2万円前後でやっていただけます:太陽の日時における測定により求めます)をしてもらいます。それから、上記のHPより建物計画地の偏角を求めて磁北を求め、家相盤図に落とし込みます。この方法が一番正確です。日本国内でも各地で偏角の大きさは少しずつ違います。東京付近で約7度程度違います。このたった7度の偏角差は、家相の計画では大きな違いなのでできるだけ正確に求めます。

・設計者やその他の工事業者の中には、この2つの北の違いを知らないで、建ててしまう失敗談もよく聞きます。磁北と真北を確認することは、もっとも基本的でもっとも重要な項目です。真北は日影規制や北側斜線の基準となります。図面が違っていれば確認申請は通りませんし、現場で間違えば違法建物にもなりかねません。磁北は家相の基準となります。上記と同様に違っていれば根本的に家相の計画が無駄になってしまいます。

・概算であれば、航空写真より作成される住宅地図を利用します。住宅地図は真上が真北です。敷地、道路・建物より地図の真北との角度が求められます。しかし、敷地の形状が複雑な場合は誤差が大きくなります。経験からすると、無難な形状ならば、ほぼ正確に出ることもありますが1~2度程度の誤差は覚悟しています。この角度差でさえ、家相計画では大きな違いになります。

・家相の鑑定者・宗派によっても、真北・磁北取扱いが違います。
・千勝神社の家相の場合、磁北を基準とします。磁気は家相に影響を及ぼす重要な一要因ととらえています。私もそのように思います。

・最近、携帯電話の影響で磁気に関する研究が進んでいますが、生物には磁気により方位を感じる能力があるそうです。
・渡り鳥・回遊魚の習性などを実例に、生物と磁気の興味深い研究が多く報告されています。
・地球の地磁気は過去7回近く逆転しているそうです。

・これを語るときりがないのでこの辺で区切ります。

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