Q&A 05

Q&A

新築・改装の、ご相談から建物の完成までのQ&Aをまとめました。

一級建築士設計事務所 田部建築研究室

Q-05 家相を重視して設計した家は住みにくい家になってしまいますか?

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・私の経験ではそのようなことはないと思います。住みやすく、魅力ある住宅は計画できます。
・家相を設計に考慮した家は、外形は整形となり空間的にも、アクロバットな平面計画とはなりません。
・もともと日本の伝統工法の考え方は、奇抜なことをせずひとつひとつ堅実に架構を組み立て、無駄のないシンプルで洗練された空間の中で、間取りを作成し、感性のある伝統的なデザインを見出してきたと思います。またその間取りにしても、架構と同様にシンプルでわかりやすい動線を創っていきます。
・家相の場合、平面的な規制もありますが、綿密に計画するため、かえって空間に緊張感を持たせたり、目線を変えたりと、設計計画の考え方の間口は広がります。
・プランを作成する場合、家相自体には、住みにくくなる考え方はないと思います。たとえば、水廻りは集中させてはいけないとか、玄関と居間は離せなどとは言っておりません。火器と便器、浴槽はこの方位から外すべきとか、主人の部屋はこの方位が良いなど、ほとんどが物理的な制約だけだと思います。便所・浴室・ガス等の設備、平面計画を合理的にまとめることが難しいため、住みにくくなるといわれているのだと思います。要は設計をまとめ上げる時の、施主と設計者の心構えと技術の問題だと思います。
・建物を設計する場合、制約となる要素は、予算だけでなく、敷地形状、道路付け、周囲の敷地条件、周囲の建物・樹木状況、法規制等たくさんありますので、その制約グループが一つ増えるだけだと思います。
・住宅の面積が狭い場合は、施主の要望と予算の兼ね合いにより、平面計画の制約の厳しさの度合いが違ってきます。
・予算のない場合でも、施主・設計が目線を変え、ものの見方、考え方、とらえ方を変えることにより、解決策も見えてくると思います。
・条件により違いますが、特殊なことをせず、2~3坪程度余裕を持たせれば、プランはまとまるように思います。

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